大型シーリングファンの選び方|直径・設置高さ・台数をどう決める?
物流倉庫や工場の暑さ対策として、大型シーリングファン(HVLSファン)の導入を検討する際、「どの大きさを選べばよいのか」「何台必要なのか」と悩まれるケースは少なくありません。
大型シーリングファンは、単純に床面積だけを見て機種や台数を決める設備ではありません。建物の高さ、梁の位置、照明、ケーブルラック、ラック設備、作業エリアなど、現場ごとの条件によって適した配置は変わります。
ロジアスジャパンでは、大型シーリングファン「エミアスファン」の導入にあたり、建物図面や現場条件を確認しながら機種・台数・配置をご提案しています。
大型シーリングファンは「大きいほど良い」わけではない
HVLSファンは、大型の羽根を低速で回転させ、大量の空気を動かす設備です。羽根径が大きくなるほど広い範囲に気流をつくりやすくなりますが、現場によっては大きなファンを設置できない場合もあります。
- 大梁・小梁がある
- 照明器具が近い
- ケーブルラックが通っている
- スプリンクラーや火災報知設備がある
- ラック上部との離隔が必要
- クレーン等の設備がある
そのため、ファンサイズだけではなく、建物との取り合いを含めて選定することが重要です。
設置高さによって床面の風の届き方は変わる
同じファンでも、設置する高さによって床面で感じる風は変わります。実際にロジアスジャパンが提案時に使用している風速データには、設置梁高さFL+10m、羽根高さFL+7m、測定高さFL+1.5mといった実測条件を明記しています。
ここで重要なのは、単に「10mの高さに設置した」という情報だけではありません。実際に風を発生させる羽根の高さと、作業者が風を感じる測定高さを考慮する必要があります。
したがって、カタログ上の「最大風量」だけを比較するのではなく、どの高さに設置した場合、作業エリアでどの程度の気流が得られるのかを見ることが重要です。
延長ロッドで高さを調整する
建物によっては、梁のすぐ下にファンを設置すると、照明やケーブルラックなどと干渉する場合があります。エミアスファンでは、延長ロッドの長さを調整することでファン本体の高さを変更できます。
実際の案件でも、照明、ケーブルラック、小梁に取り付けた場合の大梁などを確認しながら、適切な延長ロッドを選定しています。
ただし、延長ロッドを長くすればよいわけではありません。建物構造や振れ、周囲設備とのクリアランスを確認したうえで決定する必要があります。
台数は床面積だけでは決まらない
「1台で何㎡まで対応できますか?」という質問をいただくことがあります。目安となるカバー範囲はありますが、実際の必要台数は床面積だけでは決まりません。
例えば、同じ5,000㎡の倉庫でも、全面がオープンスペースなのか、高層ラックが多数設置されているのか、間仕切り壁があるのか、作業者が一部のエリアに集中しているのかによって、適した配置は異なります。
大型シーリングファンでは、空間全体を均一にすることだけが目的とは限りません。「ピッキング作業エリアを重点的に涼しくしたい」「トラックバースを中心に気流をつくりたい」「作業者が常駐するライン周辺を優先したい」といった目的もあります。
ロジアスジャパンでは図面から配置を検討
エミアスファンをご検討いただく際には、可能であれば建物の平面図・断面図をご提供ください。天井高さ、梁高さ、ラック配置、照明、ケーブルラック、作業エリア、既存設備などを確認し、設置候補位置を検討します。
現場条件によっては現地調査も行います。大型シーリングファンを選ぶ際は、製品スペックだけでなく、実際の建物に適した配置まで提案できる会社かどうかも選定ポイントの一つです。
実際の導入事例は大型シーリングファンの導入実績でご紹介しています。エミアスファン(大型シーリングファン)の仕様やご導入のご相談は、お問い合わせよりお気軽にお寄せください。

